派遣エンジニアとフリーランスエンジニアの大きな違いは、そのリスクです。
派遣エンジニアとフリーランスでは雇用形態や働き方が異なることは、もはや周知の事実です。実際にこの二つを経験したベテランエンジニアの意見をチェックしてみると、リスクが全く違うという声が数多く見受けられます。
まず派遣エンジニアの場合、遅刻や欠勤をすることなく与えられた業務を忠実にこなしていれば、一定の給料を受け取れます。もともと時給が高い業種だけに、無駄遣いをしなければ生活に困ることもありません。
一方フリーランスエンジニアの場合、仕事の依頼が順調に続けば、それなりのお金を稼ぐことが可能です。開発するシステムやアプリの内容によっては、かなりの高報酬も期待できるでしょう。
しかし、万が一何らかの病気や不慮の出来事によって納期を守れなかった場合、契約が不履行になるばかりか、違約金を請求される可能性も出てきます。高い収入が得られる反面、そこには大きな責任やリスクも付きまとうわけです。
またフリーランスは、仕事を獲得できなければお金になりません。営業力があるかどうかも、生き残るための重要なポイントです。
もし派遣エンジニアからフリーランスへの転向を考えている場合、まずは派遣とフリーランスを両立してみるという方法もあります。派遣の仕事は週3日にして、残りの日をフリーランスの仕事で頑張ってみるなど、うまくスケジュールを管理することで両立も可能です。